『文学散歩』で非日常に浸ってみよう!小説の舞台に立って見える景色は?

旅をしていると思いがけず「小説の舞台に立っていた」なんて経験はありますか?
何気なく町を歩いている時に「あれ、ここ初めて来たのに…見覚えがあるな。」なんて経験をしたことがありませんか?小説は、その舞台の情景をとてもよく描写していて、あたかも自分がその場に立っているのではと錯覚するようなことや、自然にその世界の中に引き込まれる力がありますよね!

そこで、旅行の計画に小説の舞台巡りを入れてみたり、日帰り旅行で近くの物語の舞台を散歩する『文学散歩』をしてみるのはいかがでしょうか?主人公が見た景色が「こんな風になっていたんだ!」と新しい発見もあると思いますよ。
あの主人公が泣いて、笑った場所がここなんだなと思うと小説を読むのがもっと好きになれると思いますよ!

1.「坊っちゃん」夏目漱石【愛媛県松山市】

dogo2
この小説はタイトルを聞いただけで知らない人はいませんね!東京育ちの主人公『坊ちゃん』が大学を卒業後、四国の学校に数学教師として赴任し、現地の生徒のいたずらに奮闘したり、由緒ある温泉で泳いで叱られたり(笑)と、実は笑える面白い青春小説です。夏目漱石自身も教師として松山に赴任していたことがあるので、松山市の雰囲気がふんだんに含まれた小説です。
道後温泉はジブリアニメの「千と千尋の神隠し」の温泉モデルになったと言われており有名ですよね。平成6年に国の重要文化財にも指定されているそうですよ!

2.伊坂幸太郎【宮城県】

sen
伊坂幸太郎の小説は是非、読んでほしいです。個人的に大好きなのでこの記事にも入れてしまいました(笑)伊坂幸太郎の小説は、ほとんどが宮城県の仙台市が舞台の物が多いです!映画化されている小説も多いので、映画好きの方はロケ地巡り目的でも楽しいと思いますよ!
正直、原作を見るたびに「これは映像化むりだろうなぁ」と思ったものがどんどん映画化されて自分の見る目のなさにへこめばいいのか、日本の映画技術を褒めればいいのか少し複雑な気分になったことがあります(笑)

伊坂幸太郎お勧め作品
・陽気なギャングが地球を回す ・魔王&モダンタイムス ・アヒルと鴨のコインロッカー ・重力ピエロ

3.「夫婦善哉」織田作之助【大阪府 法善寺横丁】

hz
大阪に住んでいる方は是非、一度行ってほしいです!法善寺横丁はまさに文学と共にあったと言っても過言ではない場所です。元々は「極楽小路」と呼ばれていたみたいですが、長谷川幸延が発表した「法善寺横町」から今の名前が定着したそうです。織田作之助の「夫婦善哉」は読んだことないという方が多いかもしれませんが、ドラマや映画にもなっていて名前ぐらいは聞いたことあるのではないでしょうか?大阪の下町の空気が感じられるとてもいい作品ですよ。法善寺横丁は小料理屋やバーがぎっしりあり、「夫婦善哉」に出てくるぜんざい屋さんも健在なので是非行ってみてください!また、注意深く散策すると文学作家の記念碑もあるので探してみてください。

4.森見登美彦【京都】

dlt
森見登美彦の小説視点で京都巡りする方は多いのではないでしょうか?森見作品のほとんどは京都を舞台に描かれています。そして「冴えない」偏屈な男子学生を中心に物語が進行し、その「古風でコミカルなクセのあるワードセンスと言い回し」や、作中に登場する浮世離れした圧倒されるほどかわいいキャラクター達にはまる事間違いなしです!森見作品をまだ見たことない方は「騙された」と思って一度読んでください。その独特な情景描写から絶対に京都巡りをしたいと思うはずです(笑)
森見作品は、超個性的な登場人物を包み込む、不思議な京都の魅力が満載でどの作品を読んでもワクワクしますよ!
「鴨川デルタ」でゆっくり森見作品読書なんかを楽しむのもいいかもしれませんね!

森見登美彦お勧め作品
・四畳半神話大系 ・夜は短し歩けよ乙女 ・恋文の技術 ・太陽の塔
『森見登美彦 京都』なんかで検索すると実際のスポット巡り順等があるので参考にするのもいいかもしれませんよ。

いかがでしたか?

特に目的を持たない旅行も楽しいものですが、自分の好きな小説の舞台を巡り主人公の視点で街を見て回るのってとても楽しいと思いませんか?「休日は少し現実から離れたいな」と思っている方は是非とも自分の好きな小説の世界観に浸る『文学散歩』に出かけてみてください。

お気に入りの小説を、その小説の舞台で読むと考えるとワクワクしませんか?