免疫力を高めることが大事だということは、もう常識になっていますよね。生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。
まずはストレスが大敵です。ストレスが免疫力を低下させてしまいます。ストレスを感じた時は、NK細胞の活性は低下してしまうのです。
なので、免疫力も当然ストレスによって影響を受けるもののひとつなんです。
たとえば1日5分間笑ったり、嬉しいと感じたりするだけでも白血球やナチュラルキラー細胞の数は大幅に増えちゃいます。
また、笑いながら万歳してみるという方法も有効です。気持ちが沈んでいても体は「万歳する=嬉しいことがあった」と記憶しているため、瞬時に体に良い影響を与えることになりますよ。
さらにカラダの内側から体温を上げると免疫力がアップします。免疫力は体温が1度下がるだけで30%低下してしまうんです。逆に体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まります。なんと体温が1℃上がると免疫力は5~6倍になると言われているんです。
低体温の原因の9割は筋肉量の低下と考えられています。ということは、つまり筋肉量の低下は免疫力の低下といえるわけです。
身体の中でも熱産生が高く代謝の大部分を担うのが筋肉なんです。筋肉は血流を促進するポンプの役目も持っているため、不足すると血行不良にもなりやすく、そうなると免疫力が下がるという悪循環になってしまうのです。
なので、運動する習慣を取り入れることが,特に中高年以降すごく大事になる訳です。
実に筋肉の70%以上が腰より下に存在しているんです。なので、下半身の筋肉強化のために、スクワットなどの筋肉運動や、ウォーキングなど下半身の筋肉を強化することが重要なんです。20分〜30分程度歩くだけで、ナチュラルキラー(NK)細胞の活性が高まりますので、ウオーキングなど無理のない運動を日常的に続ける事が大事ですね。
また、これまでより体温を上げる食材を使うようにするととってもいいんです。免疫力をアップさせるには体温を上昇させるのが一番いい訳で、ガン細胞も39度以上になると死滅することが分かっています。
例えば、紅茶におろした生姜と、黒砂糖を加えた「生姜紅茶」なんかもいいですね。料理ならキムチ、ショウガ湯、しょうが焼き、薬膳火鍋、チゲ鍋、などの料理だったり、温かい物を食べると体温が上がりますよ。
もちろん、外側から温めても効果があります。手っとり早い方法としてオススメなのが、お風呂ですね。実は外側から身体を温めることでも、一時的に体温を上げリンパ球を活性化させる効果があることがわかっているのです。
お風呂の温度は41度ぐらいがいいんです。温度が42度以上になると、交感神経が刺激されて体が緊張してしまうんです。
体温を上げるためには熱いお湯に入ったほうがいい、というわけではないのです。理想的な温度は41度。いわゆるぬるめのお湯に、できたら30分ほど、ゆっくりと浸かることがポイントなので試してみてください。体がリラックスして安眠にもなりますよ。
低体温、低酸素がガン細胞が大好きな環境です。低体温の9割が筋肉量の低下とありましたが、通常の筋トレでは低酸素や免疫にとって逆効果になることも多いです。